聖書の偉人：エレミヤ
名前の意味：「ヤハウェが高めて下さる」
別名：「嘆きの預言者」
知っていたかな？ エレミヤは何年間も、外国の敵が侵略してくることを同胞に警告していた。そして実際にバビロンが攻めてきた時、バビロニア帝国の侍衛の長ネブザラダンは、バビロンがユダを征服したことに神の御手を感じ、エレミヤに親切にして、こう言ってくれたんだよ。「わたしはきょう、あなたの手の鎖を解いてあなたを釈放する。もしあなたがわたしと一緒にバビロンへ行くのが良いと思われるなら、おいでなさい。わたしは、じゅうぶんあなたの世話をします。・・・見よ、この地はみなあなたの前にあります、あなたが良いと思い、正しいと思う所に行きなさい。」（口語訳聖書、エレミヤ書40:4）
驚くべき事実：エレミヤは、決して引き下がらなかった。来るべき裁きを邪悪な国に警告するようにと神に召され、神の言葉を語るエレミヤを、兄弟や同胞や支配者達はあらゆる手立てを尽くしてだまらせようとしたけれど、神の言葉はエレミヤの魂を燃やす火であり、彼は声を上げずにはいられなかったんだ。
彼のすごい所：最初に神がエレミヤを預言者として召された時、エレミヤはこう答えた。「わたしはただ若者にすぎず、どのように語ってよいか知りません。」（口語訳聖書、エレミヤ書1:6） だけど、神様はそうは思われなかったんだ。エレミヤに油を注いで、40年間、全国民に向けて警告の言葉を語るようにされたんだよ。
君にもできる：君が自分に能力があると感じても感じなくても、神様は君の人生に御計画を持っておられると信じよう。
文：R.A.ワターソン 絵：マイク・クローム デザイン：ロイ・エバンス出版：マイ・ワンダー・スタジオ Copyright © 2022年、ファミリーインターナショナル